活用事例
OneDrive for Businessをドライブにマップする
OneDriveはブラウザからのアクセスだけでなく、ドライブにマップしてディスクの様に使うことも可能です。
手順は、OneDriveとOneDrive for Businessで少々異なります。
以下では OneDrive for Businessに関して解説します。
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OneDrive for Businessをネットワーク ドライブの割り当る
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<ご留意点>
"ネットワーク ドライブの割り当て" または "エクスプローラーで表示" につきましては、OS の WebDav 機能を使用しております。
WebDav 接続をご利用いただく場合は "WebClient" サービスの有効化および、"信頼済みサイトの登録" 作業が必須でございます。
本設定が未実施の場合は、OneDrive for Business を含む Office 365 への安定した接続が行えず、予期しない動作となる可能性がございますこと、予めご理解賜りますようお願い申し上げます。
※ ネットワーク ドライブの割り当ては、エクスプローラーからインターネット上の SharePoint サイトのライブラリや OneDrive for Business に直接アクセスする設定でございますため、インターネットに接続できない環境ではご利用いただけません。
※ 本設定を実施する際は、必ず Internet Explorer をご利用くださいますようお願い申し上げます。
※ ネットワーク ドライブの割り当てをご実施いただく場合、セッションの期限切れを防止するため、定期的に Internet Explorer にてサインインを維持する設定として Office 365 にサインインし、本設定を実施した OneDrive for Business ライブラリにアクセスしていただく必要がございます。詳細については後述にご案内いたします "<補足情報> [サインインの状態を維持しますか?] の動作について" に記載しております。
※ WebDav 機能にてアップロード可能なファイル サイズは既定では 50 MB に設定されております。
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▽ 手順概要
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1. 信頼済みサイトの登録内容を確認する
2. [WebClient] のサービスを自動開始に設定する
3. [エクスプローラーで開く] の操作方法
4. ネットワーク ドライブの割り当て方法
<補足情報> [サインインの状態を維持しますか?] の動作について
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▽ 手順詳細
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1. 信頼済みサイトの登録内容を確認する
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1-1) Internet Explorer のメニュー バーにて [ツール] - [インターネット オプション] をクリックします。
1-2) [セキュリティ] タブをクリックし、[信頼済みサイト] - [サイト] をクリックします。
1-3) [Web サイト] に次の URL が表示されていない場合は追加します。
https://portal.office.com
https://*.sharepointonline.com
https://*.officeapps.live.com
https://*.cdn.office.net
https://*.osi.office.net
https://*.microsoft.com
https://*.microsoftonline.com
https://*.windows.net
https://*.sharepoint.com
https://*.akamaihd.net
https://*.azure-dns.com
https://*.azure-dns.net
https://*.azure-dns.org
https://*.azure-dns.info
https://*.office365.com
1-4) [閉じる] - [OK] と順にクリックします。
2. [WebClient] のサービスを自動開始に設定する
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2-1) [Windows] キーを押しながら [R] キーを押し、[ファイル名を指定して実行] の画面を開きます。
2-2) [名前:] 欄に [services.msc] を入力し、[Enter] キーを押下します。
2-3) サービスの一覧から、[WebClient] を探してダブル クリックします。
2-4) [全般] タブの中で、[スタートアップの種類] を [自動] に設定し、[サービスの状態] にて [開始] をクリックします。
2-5) ウィンドウ右下の [適用] をクリックしてから、[OK] をクリックします。
2-6) ローカル PC を再起動します。
※ 既に [自動] になっている場合であっても正常に動作していない可能性もございますので、一度 [停止] をし [開始] をしていただくようお願いいたします。
3. [エクスプローラーで表示] の操作方法
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3-1) Office 365 ポータル (https://portal.office.com) へサインインします。
※ "サインインの状態を維持しますか?" 画面では、[はい] をクリックします。
3-2) [OneDrive] をクリックして OneDrive for Business を開き、ネットワーク ドライブの割り当てを実施したいライブラリもしくは、フォルダーにアクセスします。
3-3) 画面右上の三本線のアイコンをクリックし、続けて [エクスプローラーで表示] をクリックしますと、該当の OneDrive for Business が PC のエクスプローラーにて表示されます。
4. ネットワーク ドライブの割り当て方法
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※ 上述の項目 3) まで実施していただいてからの操作になります。
4-1) 項目 3-3) にて開いたエクスプローラー画面上部の URL をコピーします。
URL の例 1 : https://<テナント名>-my.sharepoint.com/personal/<ユーザー名>_<テナント名>_onmicrosoft_com/Documents
URL の例 2 : https://<テナント名>-my.sharepoint.com/personal/<ユーザー名>_<テナント名>_onmicrosoft_com/Documents/<フォルダー名>
4-2) エクスプローラー画面の左側メニューに表示されている [コンピューター] (または [PC]) にマウスを合わせて右クリックし、[ネットワーク ドライブの割り当て] をクリックします。
4-3) コピーした URL を [フォルダー] 欄に貼り付けて [完了] をクリックします。
<補足情報> [サインインの状態を維持しますか?] の動作について
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Internet Explorer から Office 365 へアクセスする際に [サインインの状態を維持しますか?] のダイアログにて [はい] を選択してサインインいただく操作は、SharePoint Online および OneDrive for Business サーバーへサインインするための資格情報をローカル PC のディスク上に保存する動作となります。
ローカル PC の WebClient サービスが SharePoint Online および OneDrive for Business サーバーへ接続する際に上記資格情報を参照するため、この操作が重要となります。
なお、この操作によりディスク上に Cookie として保存された資格情報の保持期間は 8 - 10 時間程度、この Cookie が最後に更新されてから最大 5 日間でございます。
そのため、資格情報が有効期限切れとなったことにより WebClient が SharePoint Online および OneDrive for Business サーバーへに接続できず、ローカル PC 起動時のネットワークドライブ自動マウント処理時や、ネットワーク ドライブに移動しようとした際にエラーが発生することがございます。
その場合、再度ブラウザーから OneDrive for Business 上にアクセスをおこない、"サインインの状態を維持しますか?" のダイアログにて [はい] を選択して改めてサインインをしていただく事により、再度ディスクに資格情報が書き込まれて接続が正常に行えるようになります。
したがって、ネットワーク ドライブとして割り当てた後は、定期的に Internet Explorer から Office 365 に接続し ”サインインの状態を維持する” 必要がございます。
これにより、割り当てたネットワーク ドライブが使用するセッションの期限切れを防ぐことができます。
なお、"サインインしたままにする" のチェックボックス、または "サインインの状態を維持しますか?" の "はい/いいえ" の選択項目が表示されない場合は、ご利用のブラウザのキャッシュの影響を受けている可能性がございます。
"サインインしたままにする" が表示されない場合につきましてはブラウザーのキャッシュの削除をご実施くださいますようお願い申し上げます。
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■ セッションが保持されない場合につきまして
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セッションが頻繁に期限切れをおこさないよう回避するために、定期的に Internet Explorer にてサインインを維持する設定として Office 365 にサインインし、本設定を実施した OneDrive for Business ライブラリにアクセスしていただく必要がございますが、ご利用の環境によってはセッションが保持されない場合がございます。
Office 365 (SharePoint Online) では、フォーム ベースの認証方法が使用されているため、認証状態は Cookie で管理されています。
この認証を維持するために、Office 365 ポータル (https://portal.office.com) へアクセスする際に "サインインの状態を維持しますか?" の画面にて、[はい] を選択していただき、サインインするための資格情報をローカル PC のディスク上に保存することでセッションの保持時間が延長されます。
なお、上述の手順をご実施いただき、サインインの状態を保持した場合におきましても、定期的に接続切断される場合は、一例ではございますが以下のような状況が発生した場合に再度サインインが求められることを弊社過去事例から確認しております。
・ ブラウザーを閉じて終了した場合
・ Cookie 情報を含めたブラウザー閲覧履歴の削除を行った場合
・ ブラウザー終了時に閲覧履歴を削除する設定がなされている場合
・ 明示的にサインアウトした場合
・ 認証プロバイダーやファイアウォール機能がセッションを強制的にコントロールした場合
・ ホスト名の異なるサイトにアクセスした場合
・ 端末内のアンチ ウィルス ソフトなどが Cookie 情報を隔離・削除した場合
このことから、"サインインしたままにする" のチェックボックス、または "サインインの状態を維持しますか?" にて [はい] をご選択いただいても、セッションが保持されず定期的に切断される場合は、当サポートでは詳細な調査が難しいことを、何卒ご理解賜りますようお願いいたします。
<参考情報>
タイトル : Office 365 のセッション タイムアウト
アドレス : https://support.office.com/ja-jp/article/37a5c116-5b07-4f70-8333-5b86fd2c3c40
タイトル : [エクスプローラーで開く] コマンドを使用して SharePoint Online の問題をトラブルシューティングする方法
アドレス : http://support.microsoft.com/kb/2629108/ja