Google ドライブは2025年2月、長年続いてきた共有モデルを根本から見直す「限定公開(Limited Access)」機能を一般提供しました。これは、これまで「親フォルダの設定を個別に上書きする」という複雑な操作を廃止し、「フォルダ単位での独立したアクセス管理」を採用しました。
これまで、ファイルやフォルダの権限は「親から子へ」と継承されるのが大原則で、例外的に特定のアイテムだけ親よりも低い権限を付与したい場合は、共有ダイアログで個別に権限を変更し、「Update item only(アイテムのみ更新)」というボタンを押す仕様となっておりました。
しかし、この方法は「例外処理」的な扱いであったため、後から親フォルダに誰かが追加されると、意図せずその例外アイテムまで共有されてしまうリスクが常にありました。
2025年2月から導入された「限定公開(Limited Access)」という新しい仕組みでは、特定のアイテムを親フォルダの権限継承から「切り離す」ことができるようになります。具体的には、フォルダの共有設定にある「フォルダアクセスの制限(Limit folder access)」という機能を通じて、そのフォルダ(および中のアイテム)を、明示的に追加された人以外には見えない状態に固定できます。
これにより、後から親フォルダの共有範囲を広げたとしても、限定公開に設定されたアイテムはその影響を一切受けなくなります。
1. 目的のフォルダーの三点リーダーから、共有 → 共有を選択します。
2. 右上の「設定」ボタンをクリックします。
3. □「◯◯」へのアクセスを制限します。
にチェックを入れます。
4. 上位フォルダーからの継承が消えて、フォルダー独自にアクセス権の付与が可能になります。※ 管理者を除く
過去に「Update item only」などの古い方法で制限をかけていたファイルについては、Googleが新基準へ適合させます。
2026年3月から開始される自動移行により、これらすべてのファイルは、現在のアクセス権を維持したまま、システムによって自動的に「限定公開」設定へと切り替えられます。
Google Workspace アップデート: Google ドライブのアクセス エクスペリエンスを更新
https://workspaceupdates.googleblog.com/2025/02/updating-access-experience-in-google-drive.html